お稽古事どうします?
子供が3歳ぐらいになると、子供との生活も落ち着いてきて、育児についての悩みみたいなものが少しずつ減ってくるように思います。子供には子供の生活があり、親には親の生活があってその辺がだんだん安定してきた感じがします。
なので、少しずつ「今」の育児から「子供の将来」みたいなことを考えることが増えてきて、「お稽古」とか「塾」的なものの存在も意識するようになってきました。
保育園でのお母さんたちの話題もお稽古ごとについての情報交換がはじまっているようです。
年中さんになる来年からスイミングとか英会話とかバレエとかピアノとか色々な話が聞こえてきます。
うちのような貧困家庭にはとてもとても無理な話なので、どうしたものかと思っていましたが、うちでは妻の発案で、今年の春からベネッセの「こどもちゃれんじ」を始めました。
費用も月に2,000円ぐらいからで、妻が自分のポケットマネーで買ってくれているので、家計には負担なし(笑)
この「こどもちゃれんじ」ですが、プログラムをみてみると本当によくできています。
基本的には「しまじろう」を中心としたキャラクターによる動機付けをベースとして、生活習慣、学習、体験などを軸に構成されています。今回はこの「こどもちゃれんじ」のすごさについて、私なりに感じた部分をご紹介します。
「こどもちゃれんじ」のココがすごい!
アンパンマンとしまじろうのすごさの違い
アンパンマンのすごさは子供をひきつけて離さないキャラクターの魅力にありますが、キャラクターだけではなく世界観に世の中の不条理や現実の厳しさなどが示唆されていて、寓話として高いレベルにあることが多くの人の支持をうける要因だと思います。
対して、しまじろうは、ほぼ「理想の世界」の中で「理想的な問題」が発生し「理想的な解決」がなされていきます。ちょっと都合が良すぎるとも感じるほどです。しかし、そのおかげで問題点のみが鮮明に浮き上がり、問題提起と解決のみにフォーカスされるので、子供の理解を迷わせません。
アンパンマンとしまじろうでは、テーマが全く違うので比較はできませんが、身近な問題の理想的な解決を知るために、しまじろうはとても明快で子供にとって理解しやすい教材となっています。
映像と編集のクオリティがすごい
「こどもちゃれんじ」におけるDVDの存在は、テキスト・知育玩具・DVDの3本柱のひとつです。
歌やダンス、生き物の紹介などには動画が使用されています。
特に実写コンテンツのクオリティの高さは素晴らしく、制作者のこだわりを感じます。
画面構成や色合い、小道具等、映像作品としても非常にレベルの高いものです。
特に驚いたのは天候です。晴れの日は抜けるような快晴、雨の日はしっとりとした雨という感じで、「薄曇りだけどまぁ撮れなくはないか」とか、「ホースで雨を降らすか」みたいなことがありません。もしかしたら合成なのかな…
子供向けだからといって子供だましに制作するのではなく、自分たちの作りたい映像を本気で作っている感じが伝わってきます。
こういうのって多分見ている子供たちにも伝わるんじゃないかなと思います。
教材配布の引っ張り方がすごい
「こどもちゃれんじ」は奇数月にDVD(2ヶ月分収録)がついてきます。そして3~4ヶ月に1度くらい知育玩具がついてきます。その合間にはちょっとした小物(おにぎり作るやつとか色鉛筆とか)がついてきて、子供はその予告を見て届くのを楽しみに待つことになっています。
この予告映像が大変凝っていて、こどもをワクワクさせる要素が満載です。
しかもワクワクさせるだけじゃなく、子供も8月になったらドーナツ屋さんが来る!ってちゃんと理解できてます。
自分が買い与えられるものだと、ついすぐに購入して渡してしまったりということがありますが、ちゃれんじの付録は買うこともできないので、こちらも待つしかありません。
今すぐ欲しいよ!ってワガママ言うのかなと心配でしたけど、「早く来ないかなぁ」って楽しみに待って待って、それから手に入るという経験はすごく貴重だと思いました。これってすごいことだと思いませんか?
ワークブックの切り貼りとシールの魅力がすごいっぽい
テキストにはDVDと平行して理解を深めるお話などが載っているんですが、その中に別冊の小冊子がはさんであります。
これは、ワークブックということで、子供と一緒にひらがなの練習をしたり、数を数えたりなどの学習をするための小冊子です。
ワークといっても、まだ字を書いたり線を引いたりがうまくできない歳なので、シールを貼ったり、そのページを切り貼りすることで遊んだりできるようなしかけがほとんどです。
この各ページの課題ができたら「出来たねシール」というシールを貼るというご褒美があるんですが、娘はこれを貼るためにどんどんワークブックを終わらせていきます。モチベーションのあがりかたがすごいと思います。
このシールの魅力っていうのはなんなんでしょうね?私はシールに全然興味がない子供だったので、こういう気持ちがよくわからないんですけどね。
こどもちゃれんじはオススメ
学習だけではなく、生活習慣など総合的な幼児教育のエッセンスがギュッと詰まった「こどもちゃれんじ」
ベネッセのDM商法など色々批判的に語られる部分もありますが、万人向けというよりはハマる人にはハマるというのが、この通信教育だと思います。うまく噛み合いさえすれば、自宅で自主的に色々な学習を進められて、しかも低価格といったメリットがたくさんあります。
ぜひ一度お試しになってみてはいかがでしょうか?
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